【ふるさと納税アンケート結果】寄付額や時期、利用サイトを大公開!
いざ「ふるさと納税をしてみよう!」と思っても、豊富な情報や返礼品を前に迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。「寄付額はどうしよう?」「いつ頃寄付するのがいいの?」など、考えるポイントもたくさん。
そこでふるさと納税ナビ編集部では、ふるさと納税を利用した方や利用を検討されている方を対象にアンケートを実施。寄付額や寄付の目的、欲しい返礼品から利用したポータルサイトまで、気になる情報を聞いてみました!
目次
ふるさと納税アンケートの概要
ふるさと納税ナビ編集部では2022年2月、ふるさと納税についてのアンケートを行いました。
対象とさせていただいたのは、東京都をはじめ、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県の首都圏7都県内に住む300人です。
20代〜80代の幅広い年齢層の方々に、「ふるさと納税をどのように利用しているか/しようと思っているか」について、さまざまな設問にお答えいただきました。
それらの結果を、順に紹介していきます。
ふるさと納税を利用したことのある人の割合は26%
「これまでにふるさと納税で寄付を行ったことがありますか?」という問いに対し、「ある」と答えた人は78人(26%)。「ない」と答えた人は222人(74%)でした。
約5割がふるさと納税に積極的
ふるさと納税の寄付経験の有無を問わず、全員に「これから、ふるさと納税をしようと思っていますか?」とお聞きしました。
「しようと思っている」「決めてはいないが、検討はしている」の回答を合わせると149人(49.7%)で、「思っていない」と回答した151人(50.3%)をわずかに下回りました。
「ふるさと納税はお得!」とよく耳にしても、いざ寄付をしようとすると「確定申告」「税金の控除」などの単語が目に入り、「難しそう…」と尻込みしてしまう人も多いのかもしれません。
しかし、ふるさと納税の手続きは意外に簡単です。以下の記事を参考にしてみてください。
ふるさと納税の寄付額や回数、時期
ふるさと納税を行う人は、いくらぐらいの寄付を、どのような時期に行っているのでしょうか?また、何度も寄付を行う人はどのくらいいるのでしょうか?
寄付額で多いのは1~3万円
「ふるさと納税をしようと思っている」「決めてはいないが検討はしている」と回答した人に、想定している寄付額をお聞きしました。
最も多かった回答は「10,001~30,000円」で、67人(45%)にのぼりました。次いで多かった回答は「10,000円以下」で、34人(22.8%)。「50,001円以上」との回答も意外に多く、29人(19.5%)から寄せられました。
寄付回数は「7回以上」が最多。リピーター多し!
「寄付をしたことがある」と回答した人に寄付回数を尋ねたところ、最も多かった回答は「7回以上」で、33人(42.3%)が該当しました。
続いて「2~3回」と答えた人が18人(23.1%)、「4~6回」と答えた人が17人(21.8%)。「1回」と答えた人は10人(12.8%)でした。 一度ふるさと納税の寄付をした人は、リピーターになる場合が多いことがわかります。
ふるさと納税、寄付をするタイミングはいつ?
寄付をする時期について、最も多かったのは「決まっていない」という回答でした。次に多かったのが「おおよそ決まっている」という回答で、意外にも「決まっている」という回答は最も少ないという結果になりました。
「決まっている」「おおよそ決まっている」と回答した人の自由回答欄では「年末に行う」と回答した人が多く、「年収を見きわめて行うから」とのコメントが寄せられました。
ふるさと納税で寄付した金額は、原則として2,000円を超える部分の全額が住民税や所得税から控除されますが、控除額には年収や家族構成などに応じて上限が設定されています。このため、年末まで待ってその年の年収を見きわめ、控除上限額近くまで寄付をする人が多いことがわかります。
キャンペーンや食材の旬に合わせて寄付する人も
寄付の時期についての自由回答欄のコメントからは、各ポータルサイトが実施するキャンペーンや、楽天スーパーセールが行われる時期に寄付を行う人も多いことがわかりました。
また、「旬の返礼品をもらうために時期を見計らっている」という人や、「6月と11月」や「7月、10月、12月」など、特定の月に寄付を行うと決めているという人もいました。
ふるさと納税をする目的
「ふるさと納税をしようと思っている」「決めてはいないが検討はしている」と回答した人に、「ふるさと納税をしようと思っているのはなぜですか?」と聞いてみました。
最も多かったのは、やはり「返礼品が欲しいから」という回答。返礼品が大きな魅力であることがわかります。
これはふるさと納税の返礼品を、さまざまな用途に利用できることが理由だと思われます。日常使いの食料品や消耗品をもらって家計の足しにしたり、普段は買わないような贅沢品をこの機会にもらってみたり、以前から欲しかった家電製品を手に入れる人もいます。
また、市場には出回らない「ふるさと納税返礼品限定」の品やサービスなどに出会えるのも醍醐味の一つです。
その他には、「節約したいから」「地域支援をしたいから」という回答などが寄せられました。
ふるさと納税では、控除上限額内で寄付をすれば、市場価格が高額なものでも実質2,000円で返礼品がもらえるため、節約できることになります。
また、税収の少ない自治体へ寄付すると、その自治体の財政を応援することになります。有事の際には、災害支援ができる場合もあります。
ふるさと納税で欲しい返礼品・人気の返礼品
ふるさと納税をしようと思っている理由として「返礼品が欲しいから」と回答した人に、どのような返礼品が欲しいか聞いてみました。
圧倒的多数の84人(88.4%)から、「食料品」との回答が寄せられました。次いで「地域の特産品や工芸品」「家電」などが続きました。
自由解答欄へのコメントではお米、肉、魚介類、フルーツ、お酒などを挙げた人が多く、「黒毛和牛」などの高級肉や高級魚も複数挙がっていました。やはり産地直送のおいしいものが食べられるのはとても魅力的ですよね。
また、ティッシュやトイレットペーパーなどの日用品、QUOカードや現金、旅行クーポンなどのコメントも多くみられました。賢くふるさと納税を利用すれば、大きな節約効果も期待できそうです。
ふるさと納税で利用するポータルサイト
ふるさと納税ポータルサイトはたくさんあり、どれを選ぶか迷う人も多いかもしれません。他の人達は、どのポータルサイトを利用しているのでしょうか?
「今後利用したい、または利用するつもりのふるさと納税ポータルサイト」を聞いてみたところ、最も多かった回答は「さとふる」でした。
僅差で「楽天ふるさと納税」、少し離れて「ふるなび」「ふるさとチョイス」が続きました。
自由解答欄では、「さとふる」「ふるなび」を選んだ人では「TVコマーシャルで見たから」とのコメントが多数。また「楽天ふるさと納税」を選んだ人では「楽天ポイントを貯めているから」「楽天派だから」などのコメントが見られました。
ふるさと納税ポータルサイトに求めるサービス
ふるさと納税ポータルサイトには、どのようなサービスが求められているのでしょうか?
「ふるさと納税ポータルサイトを選んだ理由」を聞いてみたところ、最も多かったのは「欲しい返礼品があったから」という回答。寄付者のニーズに合う返礼品の提供が求められていることがわかります。
各ポータルサイトは、提供している返礼品に特色があります。食料品、あるいは家電返礼品が豊富なポータルサイト、高級返礼品を多く揃えるポータルサイトや、旅行・鉄道関連の返礼品が充実しているポータルサイトなどがあります。
次に多かったのは、「サイトのサービスが利用しやすかったから」という回答でした。
ふるさと納税のポータルサイトは、とにかく情報量が豊富。返礼品や自治体、キャンペーンなどの多くの情報をわかりやすく見せ、寄付手順も簡単であることが求められているといえます。
ふるさと納税に関して知りたい情報
「ふるさと納税に関して、どのような情報が欲しいですか?」という設問に対し、最も多かったのは「還元率やコスパなどのお得さに関する情報」という回答でした。
次に多かったのも「新規返礼品やおすすめ返礼品の情報」という回答で、お得な返礼品や旬の返礼品、おすすめの返礼品などを知りたいニーズが高いことがわかります。
3番目に多かった回答は、「ふるさと納税制度に関する基礎知識」でした。税金が控除される範囲内の寄付金額でふるさと納税を利用するには、ある程度、制度を知っておく必要があるためだと思われます。
まとめ
ふるさと納税についてのアンケートでは、1~3万円の寄付金額帯での寄付を想定している人が最も多いという結果になりました。「欲しい返礼品」についての回答で「食料品」が圧倒的多数だったことを考えると、食料品の返礼品がこの寄付金額帯に多いことと関連があるかもしれませんね。
寄付の時期については、年収額を見極めつつ年に何度も寄付をする人、寄付月を決めている人や、旬の返礼品やキャンペーンを狙って寄付する人など、さまざまな基準で決めていることがわかります。
しかし、最も多かったのは「寄付の時期は決まっていない」という回答でした。多くの人は気軽に寄付できる範囲の金額で、欲しい返礼品があった時に寄付をしている様子も伺えます。
計画的に行うも良し、気が向いた時にお目当ての返礼品を探すも良し。有事の際に、地域支援を兼ねてふるさと納税の寄付をする方法もあります。アンケート結果を参考に、ふるさと納税をさまざまな場面で利用してみてください。