
ふるさと納税はクレジットカード決済がお得!名義や受領日なども解説します
ふるさと納税の寄付は、クレジットカードで支払うことができます。
この記事では、ふるさと納税のクレジットカード払いのメリットを詳しく解説。特に高額寄付の場合は、クレジットカード払いがお得です。
またクレジットカード払いの場合の名義や受領日、決済後のキャンセルの可否などの疑問にもお答えします。ぜひ参考にしてください。
ふるさと納税とは
ふるさと納税は、任意の自治体に寄付ができる制度です。
多くの人は地方で生まれ、自治体から医療や教育などの行政サービスを受けて育ちますが、長じて別の地域へ移り住み、居住地のみに納税します。
すると地方自治体は提供した行政サービスの負担に見合う税収を得られないため、地方と都市部の自治体に税収格差が生まれていました。
ふるさと納税は、「自治体間の税収格差」という課題を踏まえて創設された制度です。
寄付をすると「年間の総寄付金額ー2,000円」の額が、所得税や住民税から控除されます。加えて、寄付先の自治体から返礼品ももらえます。
つまり実質自己負担2,000円で返礼品がもらえるお得な制度であり、物価高の昨今は特に人気が高まっています。
ふるさと納税は、クレジットカードで寄付できる?
ふるさと納税の寄付は、「ふるさと納税ポータルサイト」と呼ばれるウェブサイト上で手続きができます。
ネットショッピングのように返礼品を選んで申し込み、寄付金額を支払うことで寄付の手続きが完了します。
ふるさと納税ポータルサイトは多数あり、各サイトに強みや特徴があります。
多くのふるさと納税ポータルサイトが、寄付金額の決済に複数の手段を導入しています。うちクレジットカードは、ほとんどのふるさと納税ポータルサイトで決済可能となっています。
利用可能な決済手段は自治体により異なる
同じふるさと納税ポータルサイトに掲載されている返礼品でも、自治体により利用可能な決済手段が異なります。
例えば「ふるさとチョイス」は2025年7月現在、クレジットカードやAmazon Pay、PayPayやd払いなど、合計14種類の決済手段を導入していますが、自治体により利用可能な決済手段が異なっています。
このためクレジットカードで寄付を支払いたい場合は、「寄付先の自治体がクレジットカード決済に対応しているか」を確認する必要があります。
その自治体が対応している決済手段は、返礼品の詳細ページや自治体のページで確認できます。
ふるさと納税の寄付をクレジットカードで支払うメリット
ふるさと納税の寄付をクレジットカードで支払うと、以下のようなメリットがあります。
寄付手続きが即時完了する
ふるさと納税の寄付の決済手段のうち、例えば「現金書留」や「納付書払い」を選ぶと、支払いに手間がかかります。
また自治体への入金をもって寄付手続きが完了したことになるので、申し込みのその場で寄付手続きを完了させることができません。
しかしクレジットカード払いならその場で決済が完了するので、寄付手続きも即時、完了します。クレジットカード払いの場合の「寄付の受領日」は引き落とし日でなく、決済日となるためです。
このため365日24時間、いつでも寄付ができます。
決済の即時完了は、年末近くや、各ふるさと納税ポータルサイトが実施しているキャンペーン期間中にお得に寄付をしたい場合などの、タイムリミットのある寄付の場合に非常に大きなメリットとなります。
特に今年2025年は、ふるさと納税の寄付によるポイント付与が9月末までとなる見込みです。
「お得に寄付ができる9月末までに寄付をしたいけれど、ギリギリになってしまった」という場合には、クレジットカードの即時決済をぜひご活用ください。
クレジットカードのポイントが貯まる
クレジットカードは利用金額に応じてポイントが貯まるので、ふるさと納税の寄付をクレジットカードで支払うことで、クレジットカードのポイントを貯めることができます。
また、ふるさと納税ポータルサイトやECサイトが実施しているポイント付与キャンペーン期間中に寄付をすることで、ポイントの二重取りができます。
さらにクレジットカードによっては、ポイントサイトを経由してふるさと納税ポータルサイトに遷移して寄付を行うと、ボーナスポイントがもらえます。例えば「三菱UFJカード」の場合、「POINT名人.com」を経由してふるさと納税ポータルサイトに遷移して寄付をすると、もらえるポイントが+1〜3倍になります。
ふるさと納税で高額の寄付をする場合は、もらえるポイントも多くなります。キャンペーンなども利用して、ぜひお得に寄付をしてくださいね。
手数料が不要
寄付の決済手段のうち、銀行振込や現金書留などは手数料や送料がかかりますが、クレジットカード払いでは手数料がかかりません。
ふるさと納税では複数の自治体に寄付をする方も多いですが、寄付の件数が増えると支払い手数料もかさんでしまいます。このような場合は、支払い手数料がかからないクレジットカード払いが便利です。
現金がなくても寄付ができる
ふるさと納税の寄付をクレジットカード払いにすると、いま現金が手もとになくても寄付ができます。
特に高額の寄付を行う場合に便利です。
ただし、クレジットカードの引き落とし日までに、引き落とし口座への該当金額の入金を忘れずに行いましょう。
ふるさと納税「クレジットカード払い」Q&A
Q. 自分以外の名義のクレジットカードで支払ってもいい?
A. 本人名義のクレジットカード払いのみ有効です
ふるさと納税の寄付の支払いをクレジットカードで行う場合は、寄付者名義のクレジットカードで支払う必要があります。
ふるさと納税では、「寄付に対する控除を受ける人」と「決済者」が同一である必要があるためです。
家族であっても、名義が異なるクレジットカードで寄付の決済を行うと、寄付に対する控除が受けられなくなる可能性があります。必ず寄付者本人名義のクレジットカードで決済を行いましょう。
Q. クレジットカードの分割払いで寄付できる?
A. 多くの場合「一括払いのみ」可能です
クレジットカード払いに対応しているふるさと納税ポータルサイトのほとんどが、「一括払いのみ」の対応としています。
分割払いをしたい場合は、「一括払い」で支払ったのち、各クレジットカードの分割払いサービスを利用することもできます。ただし、クレジットカード会社に支払う手数料が発生することに留意しましょう。
Q. クレジットカードの名義を間違えて寄付してしまった。キャンセルできる?
A. 原則として、決済完了後のキャンセルはできません
ふるさと納税では原則として、寄付の決済完了後のキャンセルはできません。ふるさと納税ポータルサイトでは、決済完了後のキャンセル依頼には対応していません。
それでもキャンセルを希望する場合、キャンセルの可否については自治体ごとに対応が異なります。寄付先の自治体にご相談ください。
クレジットカードを持っていない場合も、寄付はできる?
ふるさと納税ではさまざまな決済手段が用意されているので、クレジットカードを持っていない場合でも寄付ができます。
例えば前述のように「ふるさとチョイス」は2025年7月現在、合計14種類の決済手段を導入しています。
ただし同じふるさと納税ポータルサイト内でも、自治体により利用可能な決済手段が異なるため、あらかじめ確認のうえ、寄付をお申し込みください。
まとめ
ふるさと納税の寄付のクレジットカード決済について解説しました。
クレジットカード払いはキャンペーン期間中や年末など、時間が限られる中で寄付をする場合に便利。「クレジットカードの決済日=受領日」となるので、期限内に寄付を完了させたい時に使いたい決済手段です。
他にも「クレジットカードのポイントが貯まる」点は、高額寄付の場合には見逃せないメリットです。
クレジットカードを利用して、ぜひお得にふるさと納税を楽しんでくださいね。